IMG_1831

我が家の次男ミッキーには、自閉症スペクトラムとADHDの発達障害があります。年長さんなので、来年度以降の進学先を決めなければいけません。
(「次男の進学先」)(「普通級と支援級 決定までのスケジュール」) 

私達夫婦の第一希望は、長男も通う校区の小学校の特別支援学級

ですが、支援級で果たしてやっていけるのかという不安は、やはりあります。校区の小学校には支援級が1クラスしかなく、児童5人に対して担任は1人。補助は午前中のボランティアのみ。来年ミッキーが入ってもその体制で支援員もつかなければ、ちょっとしんどいんじゃないかと思います。

ということで、後学のためにも、校区の特別支援学校に見学に行ってきました。小学部・中学部・高等部に分かれ、生徒300人以上を抱える大所帯校です。
「小・中は支援級希望ですが、高校からそちらに行くかもしれない」
とこちらの希望を事前に伝えておいたので、高等部や職業訓練の様子まで見学させてもらえました。

想像していたよりも校舎は広くきれいで、活気もあり、室内プールや冷暖房完備のプレイルームなど、設備的にはやはり公立小学校の支援級よりもずっと恵まれています。先生方の障害に対する専門知識もあり、見学中もミッキーにちゃんと一人つけてくれ、走り回っても物を倒してもいきなり泣き出しても、動じずに的確に接してくれました。生徒300人に対し、職員は190名。(養護教諭や事務職員も含め)手厚く見てもらえます。

窓もドアも鏡も、危険な物や場所には必ず配慮がしてあり、安心感があります。

支援級を希望していても、どうしても拭えない不安にやはり、安全対策があります。とくにミッキーは多動・衝動性がとても強い子なので、物をひっくり返したり壊したりは日常茶飯事。気に入らないことがあると、物や人に当たります。他害行為だけでなく、脱走や飛び出しにも注意が必要な子で、目が離せません。あんなことしそう、これだけはやってほしくない、と考え出すとキリがありません。

支援学校であれば、そんな事故からは守れそうだと思いました。

ただその安全には代償もあって、先生自身も仰っていましたが、支援学校のデメリットに閉鎖性があります。それは見学中も、感じました。子どもを守るために、鍵をかける。それは必要なことですが、きっとミッキーは出たい時に出られない、行きたいのに出してもらえない、そんなフラストレーションを抱えるだろうなと思いました。

支援学級であれば毎日のようにある健常児との交流も、支援学校では年に数度ほど。地域で一緒に育つことは、難しいと感じます。

また支援学校では障害も重度の子が多く、小学部では、着替え・食事・トイレの自立をまずは目指すそうです。ミッキーはそこはすでにクリアしているので、待ち時間が増えるだろうと思いました。待つことが決定的に苦手なあの子に、他の子ができるまでいつも待たせるのは、しんどかろうと。
机に向かう勉強時間は日~週に一度ほどで、あとはゲームや遊びを通して、言葉や数を教える授業でした。知的に境界なミッキーは、そこでもちょっと物足りない気がします。プリント学習とか、けっこう好きなんですよ。

IMG_1832

せっかく公立幼稚園で2年、がんばってきたんだから。
ミッキーを知ってくれる人を地域に増やすために、がんばってきたんだから。
今でも道を歩いていて、「あ、ミッキー!」と手を振ってくれる子が多いことに、私自身どれだけ救われているか。それを思うと、やはり支援級に行かせようと思います。

特別支援校は最後の砦。どうしても学校に通えなくなったり、事故を起こしてしまって学校に居れなくなったり、そんな時に路頭に迷わないように、今回顔つなぎもかねて見学に行った感じです。でも説明をしてくれた先生も本当にいい人で
「困ったことがあったら、いつでも連絡をください。小学校に指導に行くこともできますし、どんな相談にも乗りますから」
と仰ってくれました。心強いです。ミッキーの応援団が、増えました (*^^*)

安全対策で気になることは、私が学校に交渉すればいい。

取り返しのつかない事故を、自分や他の子に起こしてしまうくらいなら。
そう思わない日はないけれど、それはどんな子にもあるリスクです。守って囲っていても、きっとミッキーは育たない。あの子は自分の足で走って、見て、触って、納得しないと前に進まない。

危ないからと遠ざけるのではなく、どんなに時間がかかっても、危ない時にどうすればいいのか、を教えていこう。きっとそれが、社会に出た時の力になる。