我が家の次男ミッキーには、自閉症スペクトラム障害があります。

ミッキーは、自由時間が苦手です。何をすればいいのか、自分で決めることができません。何をすればいいのかわからないと、不安になって荒れます。普通の子なら一番大好きな、フリータイムが苦痛なんですね。

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これは自閉症スペクトラムの特性としてよくあるようで、「自由時間の過ごし方」を意識的に教える必要があります。


支援方法として代表的なのは、

1、ルーチンワークを組み込む

朝の用意が終わったら金魚の世話をするとか、休み時間はトイレに行ってお茶を飲むとか、毎日の習慣として、やるべきことを教えておく方法。

2、やることを用意しておく

用意が終わったらこれをやってね、と事前に準備をしておく方法。順番にファイルやトレイを用意しておくことで、自習ができるようになる。

3、自分で選ばせる

この中からやりたいものを選んでね、とカードや写真などで選ばせる。これも選ぶ数を増やしていって、自分からやりたいものを探せるようにする。

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などがあります。家庭でも、要所要所で1、2、3番を併用して、できるだけ荒れずに過ごせるように工夫しています。

遊び相手の三男ユウキがお昼寝で遊べない時は、「これどうぞ」とパズルや絵カードなどを渡すと、それなりに静かに一人遊びができるようになりました。選択はまだ3択くらいでないとできないので、少しずつ選ぶ数を多くしていきたいです。

以前は出かける前など、大人が準備でバタバタしている時間に、手持ち無沙汰でとんでもないいたずらをしたり、悶々と不安になっていざ出かけようとするとパニックになったり、していました。

「出かける準備カード」を渡しておくと、荒れずに1人で準備ができるようになり、今では口頭の指示だけで動けるようになりました。やるべきことがわかると、不安感もずいぶん和らぐようです。

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つい言葉で説明してしまうのですが、ミッキーはやはり、書くとすっと入ります。自閉症スペクトラムの人は、見えないものはないものと同じだそうです。面倒くさがらずに、目で見える形に(視覚支援)してあげると、うまくいきます。

ミッキーはまだ、「あ、不安そうだな」と周りが気づいて「これで遊んだら?」「ここに書いてある用意をしてね」と、助け舟を出してあげる必要があります。自分からやるべきことを見つけられるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。

困った時は「何をやればいいですか?」と聞くんだよと、ミッキーに何度も教えていますが、なかなかその一言が自発的に出ません。小学校でも、休み時間に一人で過ごすのは難しいようです。

時間はかかっても、好きなことをしていい時間、自由に過ごせる時間を、楽しめるようになってほしいです。それは人としての、尊厳や生き方にも、関わってくるように思うから。