学校・幼稚園関連

幼稚園での他害行動

幼稚園などに入園し、本格的に集団行動が始まると、これまで家庭で親と過ごしている中では見えなかった問題が、一気に出てくることがあります。

家庭などのパターンが決まった安心できる場所では大丈夫だったのに、場所やルールがちがう園では応用ができず、集団行動が取れないのです。

入園したてはどの子もそんなもんですが、半年~1年くらいで落ち着いていく子がほとんどの中で、いつまでも集団行動ができない、園のルールが守れない、人や物に手が出てしまう場合は、発達や情緒などに何かしら問題を抱えていることが多いようです。

我が家の次男ミッキーは、言葉の遅れで受診し3歳から療育に通っていたし、とにかく多動・衝動性が激しい人だったので、もちろん入園前に幼稚園や通級先と相談をし、園側でも対応を練ってくれていたはずですが、蓋を開けてみるとまあ、先生方の想像を絶する多動っぷりだったようで・・・(あれだけ大変ですよって言ったじゃん)

3、4歳頃になると「勝手に触ってはいけない」「暴力をふるわない」「順番を守る」などの社会的なルールは、最低限守れるようになっているという前提で、入園してきます。「暗黙の了解」ってやつですね。

ところが、自閉症スペクトラムなどの発達障害には、この「暗黙の了解」がわからないというやっかいな特性があります。当たり前のことが通じず、想定外のことをやられます。彼らと接していると、世界の認識の方法が異なっているとビシビシ肌で感じます。

「自閉」という言葉は、「自らに閉じこもる」と書きます。そうではない人もたくさんいますし、語弊はありますが、特性として「他者の世界を理解しにくい」傾向はどの人も持っていると思います。みんなとの共通認識が、得にくい、育ちにくい、そういう子たちです。

ミッキーは幼稚園に入る頃、お気に入りの物を触られるだけでキレてしまったり、近くに来られるだけでキレて手が出てしまっていました。他者を受け入れる余地が、ほぼありませんでした。

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彼にしたら侵入者が悪いのでしょうが、他の子にしたらなぜ怒るのかわからないのです。

目新しい物はとにかく触ってみないと気がすまない人なので、勝手に触る、叱られる、怒って投げる、そのうち先生の反応が面白くて、わざと物をひっくり返すようになりました。

刺激に過敏で、大きな音や触られるのが嫌で、騒がしい教室には、ほぼ入れませんでした。ようやく教室の隅っこでパズルができるようになっても、周りの子が悪気なく、後ろから「何してるの」とのぞき込んできたりすると、いきなり!見えないところから!触られて、恐怖のあまり押し倒して逃げたりしてしまいます。

やはり変化にとても過敏で、場所が変わった、誰かが教室に入ってきた、などのささいな変化にも反応して手が出てしまうことも多く、いつもとちがうことだらけの行事は・・・毎回かなりの修羅場でした。

とにかく、周りで止めるしかありません。が、間に合わないことも多々ありました。

しんどい時に逃げ込める場所(保健室)を決めたり、手が届くところには危ない物を置かないようにしてもらったり、大きな物は倒せないように固定してもらったりと、幼稚園と話し合っていろいろな対策を行いましたが、幼稚園時代は結局、他害は収まりませんでした。

小学校では自分が倒した物は自分で片付けないといけないと徹底されており、幼稚園時代は見過ごされてきた小さな暴力もきっちり先生が指導してくれるようになって、半年ほどで他害行動は激減しました。教科書や黒板など、見てわかる教材が増えたおかげで、いろいろなことが理解できるようになりました。

また、衝動性を改善する薬、ストラテラの服用が始まった影響も大きいかな。

→(「ん?ストラテラ効いてきた??」)


もしも、お子さんが入園して他の子や物によく手が出るようなら、まず保育者と相談してみてください。先生方は保育のプロで、これまでもたくさんの子を見てきています。「だんだん落ち着いていきそう」か「これは特別な対応が必要」か、およそわかると思います。

発達に問題がなくとも、下の子が生まれたとか、友達がなかなかできないなどで、気を引きたくて手が出ることもあります。まだ他者と関わり始めたばかりの子供は、どうすればいいのかわからず、口より先に手が出てしまうことはよくあります。

ベテランの先生が「今は荒れていますが、徐々に落ち着いていくと思いますので、様子を見ましょう」「まずはこちらで対応します」のように仰るのであれば、様子を見てもいいと思います。先生がまだ新任で明らかに頼りないような場合や、手が出ている状況そのものを教えてもらえないような場合は、管理職や主任など上の人に相談しましょう。

だいたい、入園直後は荒れるので園側も先生の人数を増やして備えますが、子供たちが慣れるに従って、徐々に通常運転になります。その時に人手が足りなくて手が出るようなら、加配は必要か、加配はお願いできるのか、手続き的なことも含めて、相談にのってもらいましょう。

たぶん、園でも、また手を出される他の子の保護者にとっても、加害児の親が無自覚ってのが一番迷惑だと思います。環境調整をお願いするにも、発達検査を受けるにも、療育に通わせるにも、服薬を検討するのも、加配を申請するにも、親からのアクションがなければ事態は動きません。

手が出てしまうことを認識し、どうすればやめさせられるのか、園と親が力を合わせて対処しなければ、やめさせられません。努力のあとが見えなければ、叩かれる子やその保護者にとっても、やりきれないと思います。

手が出やすい場所に物を置かない、クールダウンできるスペースを用意する、特定の子ともめがちなら教室や席を離してもらう、聞く力が弱いなら絵カードを使うなど、環境を整えることで他害を減らすことはできるはずです。やってしまった時は、子供を連れて謝罪に行く必要もあります。

どういう時に手が出てしまうのか、傾向と対策を先生方と相談し、園でできること、家庭でやることを明確にし、協力して一貫して対応していけば、必ず他害行動は減っていきます。すぐにやめさせるのは難しいですが、必ず減っていきます。がんばりましょう (*^^*)

音楽会練習、なにがいや?

我が家の次男ミッキーは、自閉症スペクトラムとADHDの発達障害があります。

知的には境界域で、小学校は特別支援学級の情緒クラスに在籍しています。こだわりはあまりないのですが、衝動性が強く、感覚過敏(大きい音やいきなり触られることが苦手)があり、集団行動は苦手です。

先月、運動会があり、幼稚園の頃とは別人かと思えるほど、他の子に合わせてがんばっていました。

→(「運動会、がんばりました!」)

そして・・・、そう、音楽会です (^_^;)

ミッキーは聴覚過敏なので、そもそも音の渦の中にいるだけでしんどいはずです。完成された音楽ならばまだしも、まだ全然合わない練習中のバラバラの音を聞くのは、さぞつらかろうと思います。

案の定、楽器演奏が始まったくらいから、荒れ模様です・・・

学校では何とかがんばって帰ってくるのですが、帰宅後や週末はひどい有様で・・・とにかく寝かせて、好きなもの食べさせて、ストレス発散のヒーローごっこを気が済むまでやらせて、何とか耐え忍んではいますが、本番まで持つかしら・・・

音楽会練習の間だけでもイヤーマフを使うよう、本人にも伝えましたが、練習で音が聞こえなくなるのは嫌なようで、使ってくれません。



ただ先週、授業参観があり音楽会練習の様子を見てきたのですが、音そのものもつらいけれど、それより合唱も合奏も、途中で何度も止められて「ここはもう少しはっきりと音を切って」などと直しながら進むのがとにかくしんどそうで、途中からすっかり飽きて座り込んでしまっていました。

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いったい、今、何をやっているのかがわからない・・・

やっているのに、途中で止められるのが、たまらない・・・

そしてその週末、ちょっとまばたきが増えているように思えて・・・

チックの予感・・・

→(「チックは子供からのSOS?」)(「子どものチックで気をつけること」)

がんばれそうなら様子を見るけれど、チックが出るということは限界を超えているということなので、ちょっと介入します。チックが出てしまうとおそらく1ヶ月ほど続いてしまうので、音楽会本番もつらいでしょう。

音楽会という行事の特性上、音刺激を和らげるのも限度があります。前後の時間は静かな場所で過ごせるようにするなどで、対処するしかありません。また、ミッキーの様子を見ていると、音そのものよりも練習方法へのストレスのほうが大きそうでした。

担任の先生に「細切れの練習がしんどそうなら、通し練習のみ参加させてほしい」と伝えさらに、暇な時間に見て退屈しないよう歌詞カードや、見やすい楽譜を作成。これなら練習中に眺めていても、違和感ありません。

その後、やはりしんどそうということで、全体の合奏が仕上がるまで支援級に抜いてもらい、テープなどに合わせて個別練習をさせてもらえることになりました。

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そもそも、ミッキーはトライアングルをやるので、出番もそう多くありません。小節ごとに止めながらの練習だとほとんど出番がないので、飽きてしまうのも仕方ないし、練習になりません。個別練習にしてもらったおかげで、集中できるようになったそうです。

とりあえず、それでややマシになったようでまばたきは悪化していません。あの手この手で、しのぐしかありませんね。

どうにか、無事に音楽会すみますように・・・(T_T)

運動会、がんばりました!!

秋の運動会シーズンです (^^)

我が家でも、長男と次男が通う小学校の運動会が、先日行われました。

1年生はダンスと玉入れ、かけっこに出場します。
4年生はダンスと綱引き、リレーに出場します。


1年前、ミッキーの幼稚園の運動会を思い出します。

まず、幼稚園では並べなかった。先生に抱っこされて端っこにどうにか座っていたミッキーが、小学校の運動会ではちゃんと自分で並んで立っていました。

かけっこも、幼稚園では「ヨーイドン」に合わせられず一人かってに走ってしまっていたミッキーが、ちゃんと合図に合わせて走り、笑顔でゴールしていました。

これまで人の真似をすることが苦手だったミッキーが、テレビの戦隊ヒーロー「リュウソウジャー」のおかげでダンスを真似するようになり、運動会のダンスでは先生の補助なしに一人で踊りきりました。ペアの子の動きを一生懸命真似して、どこにいるかわからないくらい目立たなかったです。

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小学校へ入ってからの成長は、目覚ましいものがあります。
別人と言ってもいいくらい (T_T)

指導してくれた先生方へ、本当に感謝の言葉しかありません。ピストルの音が大丈夫かとか、ダンスの位置をどうするかなど、きめ細やかに対応していただきました。全面的に信頼して、お任せできました。


そして、長男ゲンキは・・・
運動会のダンスの一部が夏休みの宿題で出ていたのですが、

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このポーズがなかなかできず・・・本当にひと夏かかりました (T_T)
もう、練習の苦労が思い出されて・・・涙が出そう・・・(T_T)

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練習の甲斐あって本番は何とかやり通していましたが、もう、見ているだけでヒヤヒヤでした (^_^;)

まあ、他にも怪しい子たくさんいたからね。あんなもんでしょう。
逆にゲンキは「宿題」で課題を出してもらわないと、興味のないことには絶対に取り組まないので、運動会などはいい節目です。苦手なことにチャレンジするいい機会になったなと思います。

ゲンキは運動が苦手だし、ミッキーは人と同じ動きをするのが苦手です。全然できない頃は、見ている方も辛かったですが、それでもその子なりのペースでゆっくりと成長していき、それなりにやれるようになるものなんですね。できないからといって、やらせないのではなく、本人なりの頑張りを認め続けてあげる環境が大事だなと思いました。


いや~、子どもたちの頑張っている様子がよくわかる、いい運動会でした。
休むまもなく、次は音楽会。がんばりましょう!!

支援級の「音まつり」に参加

さて、いよいよ一学期が終わります。

我が家の次男ミッキーも、4月に地域の小学校の特別支援学級へ入学して、初めての学期を終えようとしています。幼稚園入園の頃を思えば、本当に成長したなぁ。幼稚園へ入園した時は、連日三男を連れてつきそいをし、私から離れられないミッキーの大泣きと大荒れ・・・夜泣き、チック、頻尿・・・先生方と本当に悪戦苦闘しながら、少しずつ、少しずつ慣らしてようやく年長の頃に園に慣れた、というまあ、今思い出しても本当に大変な日々でした。

小学校入学時も、大変だった入園時の再現かと覚悟していましたが、あっさりと小学校に慣れ、楽しく通っている様子に心底ほっとします。幼稚園の様子から、教室に入れないんじゃと危惧していましたが、「1年生になる」と本人なりに気持ちの変化があったようで、時折ウロウロしていますが、教室でも椅子に座って授業を受けています。別人のようです。

そして先日、1学期の集大成として、近隣の特別支援学級の子どもたちが集まる「音まつり」というのがあり、ミッキーも初めて参加してきました。うちの地域では、近隣の支援級の交流事業として、毎年行われている行事です。

もちろん見に行ったのですが、ちゃんと舞台に立ってみんなと一緒に合奏や合唱をやっているミッキーを見て・・・度肝を抜かれました。「え、ええー」みたいな (^_^;)

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いや、練習の様子とかも聞いていたのですが、どうせやらないだろうと思っていたのですよ。だって、幼稚園では結局、一度も舞台に立てないまま終わったのです。練習は何とかなっても、本番は普段と違う雰囲気に負けてしまい、大泣きして体育館にも入れないって感じだったので。聴覚の過敏さを抱えている彼にとって、音の渦の中にいなければならない音楽系の行事は、ただそこに居るだけでいっぱいいっぱいになってしまうのです。

だから、練習通りちゃんと自分の役をこなしているミッキーを見て、そしてとても誇らしそうなミッキーを見て、他の支援級の演技をちゃんと座っているミッキーを見て、私は本当に感動しました。

成長したんだなぁ。
子供って、すごいなぁ。

「音まつり」だったも、よかったのでしょうね。支援級の行事なので、プログラムも無理のない進行で進められ、合間合間に先生方がダンスや手遊びで気を紛らわせてくれ、一つ一つの演技も数分で終わるので、飽きませんでした。適正就学が重要と言われる訳が、よくわかります。自分に合った場所でなら、子供は伸びていけることの証明でした。

支援級に通う子どもたちが主役になれるように、各校とても考えて演技を工夫しており、どんな障害の子も無理のない範囲で、自分にできることをやっていました。小学校の音楽会では、こうはいかないと思うのですよ。周りの子に合わせて動かなければいけないので、マイペースな子供たちはついていくだけで大変です。

さらに、全体の邪魔をしないように、支援級の子はあまり目立たない役、できなくても影響がない役をすることがほとんどです。支援級の子供にとっては緊張感や負担感のほうが大きく、音楽を楽しむ、演技を楽しむという体験には、なかなかなりません。

それが、「音まつり」で演技している子どもたちは、みんなが主役で、みんな本当に楽しそうでした。見ているだけで、涙が出そうになるほど、みんな生き生きとしていました。素晴らしい行事だと思います。

秋に控えた小学校の音楽会の前に、こういった行事で「みんなと音楽を楽しむ」経験ができたことは、ミッキーにとって幸いでした。来年の「音まつり」も、楽しみです (^o^)

進路の悩み・・・通級と支援級、支援校のライン

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我が家の次男ミッキーには、発達障害があります。3歳から療育に通い、5歳で自閉症スペクトラムとADHDの診断がつきました。今、6歳で1年生です。

4月から、兄も通う地域の公立小学校の特別支援学級に入学しました。入学前は、普通級、支援級、特別支援学校と、いろいろ見学に行って、進路を決めました。
→(「特別支援学校に見学に行ってきました」)

幼稚園では、児童発達支援や「ことばの教室」の通級教室を併用していましたが、入学後の進路は

①普通級で通級教室を利用
②特別支援学級
③特別支援学校

の3パターンから、選ばなければなりません。

うちの地域では、重複利用を避けるため、支援学級や支援校に入ると、通級教室は利用できなくなります。療育を続けるには放課後デイサービスや、病院などを探さなければなりません。ミッキーは通級教室が大好きだったので、「支援級でも通級させてほしいな~」と思っていましたが、やはり通級に通ってくる子供たちと見比べると発達障害の程度は重く、「うちの子、目立つな・・・」と感じていました。

通級のお楽しみ会で、ちゃんと座って人形劇を見ている子たちの中、ずっと走り回っているミッキーに凹んだこともありました。みんな何か問題を抱えて通級してきているのだとは思いますが、ミッキーと比べると、正直、「この子たち、何が問題なの?みんな大丈夫そうな、いい子ばっかりじゃん」と思ってしまいました。

長男ゲンキも発音に問題があり、同じ「ことばの教室」に通級していたので、
(→「さ行が言えない ゲンキの発音訓練 ことばの教室へ」)

支援級に通ったほうがいい子と、普通級で通級に通ったほうがいい子の間に、やっぱり見えないラインがあるな~と感じます。

親がどうしても普通級に入れたくとも、支援級の方が向いている子に無理をさせれば、必ずどこかで歪が出てきます。適正就学と言われます。その子に合った場所で就学させてあげることは、とても大切です。

入学後の様子を見ていても、ミッキーは、普通級ではやっていけなかったでしょう。通級教室だけでは、手に余ったと思います。支援校にしようか迷った時期もあり見学も行きましたが、支援校の中では、ミッキーはできる子になってしまうのですよ。おそらく他の子に時間がかかる中で、待てないミッキーは、キレていたと思います。

ミッキーには、支援級への進学が最も適切だった。

今は、心からそう思います。

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普通級のラインは、

まず授業中に座っていられるかどうか。そして友達と関われるかどうか、です。勉強についていけなくとも、先生の指示で動けて、友達のマネができて、人と適切に関われる社会性があるなら、なんとかなる気がします。

友達と遊べていて、友達関係を重視するなら、通級などで支援しつつ、普通級でがんばらせるのも一つだと思います。みんなと同じがいい、違った目で見られたくないと、子供本人が強く感じている場合は、支援級に入れると逆にやる気を失ってしまったり、自尊心が傷ついてしまうこともあります。


支援級のラインは、

教室が苦痛でないか、が最も重要です。とくに感覚過敏(音や光に過敏に反応してしまうこと)がある子は、知的に遅れがなくとも、騒がしい教室が苦痛で、やっていけないこともあります。集団に合わせるのがとにかく苦手で、整列やあいさつを強制されることが、私達が考えている以上に苦痛な子もいます。

ミッキーが、そうですね。学ぶ意欲はあっても、交流級では刺激が多すぎて、一斉指示が入りません。そこに居るだけでいっぱいいっぱいになってしまって、勉強どころではなくなってしまいます。人が多すぎると怖くて、友達に話しかけられても固まってしまいます。

教室が辛い、集団に合わせるのが苦手という子は、少人数で本人のペースでできる支援級のほうが、向いています。勉強も、個別で見てもらえます。知的な遅れはないからと普通級で無理をさせると、不登校やうつ病などの二次障害を発症してしまいます。


支援校のラインは、

日常生活にどれだけ支援がいるか、です。例えばまだオムツが取れていない子は、支援学校であれば自立訓練として、学校で支援のノウハウがあると思いますが、一般的な小学校ではなかなか難しいでしょう。最低限、自分のことを自分でできるかどうか、が支援校のラインだと思います。

排泄、食事、着替えなどに支援が必要な場合、とくに安全面で不安がある場合、支援校を選ぶ方が無理がないと思います。支援校であれば身辺自立できたかもしれない子が、適切な教育が受けられなかったせいで、一生オムツのままだったら。それはかわいそうな気がします。



世界中ではインクルーシブ教育といって、障害のある子もない子も、同じ場で学ぶという教育への流れが進んでいます。理念としてはすばらしいし、本当に、実現すれば理想郷だと思います。日本の教育は、障害のある子は支援級や支援校に分離して、適切な場所で学ばせるというスタンスです。遅れていると思います。

インクルーシブ教育を実現し、映画にもなった「大空小学校」の例もありますが、


まだまだ少数例ですし、少なくともうちの地域には、こんな学校はありません。あれば、多少遠くとも、絶対に通わせてあげたいと心から思います。大阪に引っ越そうか、真剣に悩んだこともありました。そりゃ選べるなら、いろいろな子が混じり合って、一緒に育ち合っていくのが、一番いいに決まっている。

でも現実問題として、横並びの教育現場がまだまだ主流の中、自閉症スペクトラムの子供をどこに通わせるのが一番いいのか。本当に、あの一斉指示でみんなが同じことをやるという日本の教育は、自閉症スペクトラムの人にとって、どれだけ苦痛でどれだけ合わないかと、思います。

現実的な選択肢の中で、まだしもマシなところはどこなのか。通級なのか、支援級なのか、特別支援校なのか。成長に伴って、場所は変更もできます。まずは今の状態と、お子さんにどう成長していってほしいかを、見極めましょう。

支援級に入れたからこそ、本人なりのペースで友達と関われるようになり、高学年で普通級に移るほうがいいとなるかもしれません。逆に低学年は普通級で楽しそうだったけれど、学年が上がるにつれ授業についていけず、思い切って支援級に移動させたら落ち着いた、となるかもしれません。私はどこで学んだかよりも、どれだけ人と適切に関われるようになるか、どこなら本人の自尊心が育つか、だと思っています。

私の個人的な感想ですが、小学校をどこに進学させようか迷っている方は、参考にしていただければと思います。

profile

筆者:nontan
男の子3人を育てています。
長男ゲンキ(2009年生)
こだわりの強いグレーゾーンBOY
+アトピー&卵アレルギー

次男ミッキー(2012年生)
ASD+ADHDのハイブリッドBOY
+ぜんそく&卵エビカニアレルギー

三男ユウキ(2015年生)
今のところ普通に見えるけれど…アレルギーなし

出産前は書店勤務&JPIC読書アドバイザーとして活動していました。子育てが一段落したら、読み聞かせ活動を再開したいです!
はじめての方は、こちらの記事をまずお読みください。

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