ゲンキ

この人のうっかりは、直るんだろうか・・・

我が家の長男ゲンキは、ただいま9歳。

幼少期はこだわりの強い超ゴーイングマイウェイBOYで大変でしたが(今もマイペースは変わらず)、やっとちょっとしっかりしてきたというか、少しは安心して放っておけるようになってきました。

3年生でベテランの先生に見てもらえたおかげで、見違えるようにしっかりしました。

→(「ゲンキ小学生 忘れ物が多いけど図工が大好き」)
→(「ゲンキ2年生 授業中にじっとしていられない」)
→(「グレーゾーンの子への配慮は、どうやってお願いすればいい?」)

が、直らないうっかり

ゲンキも自閉症スペクトラムとADHDの要素を持つグレーゾーンBOYだと感じますが、こだわりはずいぶん折り合えるようになってきたのに、うっかりや不注意は相変わらず・・・(^_^;)

ADHDの中でも、衝動性はなく不注意の強いタイプ、ADD(注意欠陥障害)かな~と思います。

例えば、どれだけ言い聞かせても、留守番で出かける時に鍵をかけ忘れます・・・

何回注意しても、手を洗う時に袖をまくりません・・・

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トイレも、便座を上げてするよう何度言っても、しょっちゅう忘れます・・・

失くした文房具は数知れず・・・

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毎朝、登校前に忘れ物チェックをするのですが、3日に1回は何かしら足りません・・・

気温に鈍く、よく気候にちぐはぐな服で出かけようとします・・・

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姿勢も悪いし、食事中もよくフリーズしています・・・

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と思ったら、突拍子もなく「コレステロールは、肝臓で胆汁を~」とか喋りだします・・・(旦那さんの健康診断の話題が出た時 (^_^;)


小学校でも高学年の仲間入りをし、校外学習や下級生のお世話係をやることも増え、周りの子見てると、本当にしっかりしてきたな~と感じるので、ゲンキってば、大丈夫なの?って思っちゃいます。

なんか、この人のうっかりは、いつか、直るんだろうか・・・(^_^;)

直る気がしねーな・・・大人のADHDの人の手記とか読むと、大人になっても忘れ物は減らないってよく書いてあるし、ゲンキを見ていると、そうだろうなと思います。




通級先の先生には
「う~ん、少なくとも、高校卒業までは、見てあげてくださいね」
と言われました。

高校生になっても、毎朝、忘れ物チェックするのか・・・(;´д`)トホホ…

チェックリストの作り方、使い方を、教える時期にきてるのかもしれません。旦那さんもうっかりが激しい人なのですが、スマホのグーグルカレンダーに予定を詳細に書き込んで、通知が来るようにして何とかしのいでいます。

ゲンキも中学に入ったら、スマホ要るかもな・・・でも、絶対なくすと思うんだよね。落とすか忘れるか・・・あと怖いのが、仕組みが気になって分解とか・・・(初めて買い与えた腕時計は分解された)

まあ、それでも少しずつ成長しているから。ぎりぎり、マイペースな人、という感じでやっていけそうです(ほんまにぎりぎりやけど)(^_^;)

書初めあれこれ


我が家の長男ゲンキは、左利きです。(「左利きってどう?直すべき?」)

最近は左利きも個性の一つとして、矯正せずに受け入れられるようになってきました。文房具など、左利き対応の物が手軽に手に入るようになったことも、ありがたいですね。とはいえ、世の中は圧倒的に右利きが優位になっています。時々可哀そうになるくらい、左利きはやっぱり不便・・・

そう、三年生から、書初めが毛筆になるんですよ・・・( ;∀;)

書き初めってば、やりたくない宿題、ワースト1ですね。
読書感想文を抜いて、ダントツトップ。

毛筆は、左手では書けないようになっています。払いとか止めとか、字の流れそのものが、右手でないと書けません。左手でもやれなくはないのですが、めちゃくちゃやりにくい&上手に書けません。昔の日本には、左利きはいないことになっていたのでしょうね(矯正されていた)。

毛筆は左利きでは難しいことを聞いていたので、始めから筆だけは右手で持たせる訓練を去年からしていました。BUT・・・やっぱり難しい・・・

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ちょっとでも助言をしようものなら

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と拗ねてやらなくなってしまいます。

一度嫌になると、翌日からなかなかやろうとしません。あの手この手でなだめすかしてやっとやる気になっても、あれがないこれがないと準備に手間取っているうちに、下二人が大騒ぎを始めて墨こぼしたり半紙を破られたり(だから昼寝の間に終わらせろって言ったろ(# ゚Д゚))、もう教えるどころの話じゃないって感じで、どうにか宿題の枚数は書かせて一番いいものを持たせましたが、あ~大変だった・・・

三年生になって、急に聞きわけがよくなり、お兄さんになったな~と思っていたのですが、まだまだ三年生なんですね。癇癪を起こしたり、気持ちの切り替えができなくて困ることは格段に減ったのですが、久々に気難しいゲンキを見ました。

本人のキャパを超えると、癇癪モードに入るらしいと感じます。

今回は「慣れない書初め」にプラスして「左利きなのに右手で書く」負担が大きく、ゲンキの気持ちの限界を超えてしまったようです。以前よく癇癪を起こしていた計算問題も「数字の短期記憶が弱い」プラス「問題用紙が右仕様」だったせいだな~と反省。計算や音読、毛筆など自分が苦手なものに、さらに左利きの負担や切り替えの苦手さなどがプラスされると、一気に扱いにくくなります。

だったら苦手な部分を、一つでもカバーしてあげられれば、癇癪も減るのかもしれません。百マス計算も左仕様のプリントを作ってやらせると、ミスが格段に減り、本人も楽そうでした。数字を大きく書いてあげるとか、太字にして見えやすくするとか、ちょっとした支援でずいぶん違います。

毛筆はもう、書ければいいんじゃね~!という気持ちで接してあげればいいのかなと思います。大人になって、習字をすることなんてほぼ皆無だし。今はプリンターが何でも印刷してくれるし。字が汚くても、パソコン入力ができれば問題ありません。漢字が書けない、読めない大人もたくさんいるしね ♪

日本の文化として、楽しく書初めできればそれでいいよ~。
私も、そんな風に気持ちを切り替えたのでした。

BUT・・・
始業式の前日、持ち物チェックをしていると

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「書初めのお手本がない!」
と大騒ぎするゲンキ。手伝って大捜索すると、くしゃくしゃになって習字セットの中に入ってたのですが今度は
「大筆がない!」
とまた大騒ぎして探して・・・

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結局、実家に忘れていたので慌てて取りに行き・・・( ;∀;)
(いや、もっと早くに用意させとかなかった私も悪いんですが)
あれやこれで、大変な思いをしてようやく朝送り出したのに・・・

帰ってきてから
「すずり、忘れてたわ」
「ず、ずこー」

なんか、涙出そうでした ( ;∀;)
いや、隅々までチェックし忘れた私も悪いんですけど(だって他にもお道具箱とか見るものたくさんあって!!)・・・なんか・・・この人の忘れ物につき合うのって・・・出口の見えないトンネルを歩いているような・・・

そんな、とても思い出深い、年始の書初めでした(*´∀`*)

ゲンキ~2年生 授業中にじっとしていられない 先生との相性


2年生になってからのことを書きます。

誤解を恐れずにはっきり書くと、先生が大外れでした。

4月の授業参観に行くと、イスに座っていても落ち着きなく体を動かし、教科書やノートで折り紙をし、鉛筆や消しゴムを噛み、とにかく授業はまるで聞いていない異常な様子にびっくりしました。去年の様子とはまったく違います。理由は明白で、親の目から見ても授業がつまらない。先生の声も、後ろの席まで届いていません。授業の内容は教科書をなぞっているだけ、工夫も何もありません。

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他にもごそごそしている子供は多く、周りのお母さんからは「今年は外れやわ~」とため息がもれています。

ゲンキから学校に行きたくないと言うことはありませんでしたが、「またあの教室に行かせるのか・・・」と思うと、私のほうがいてもたってもいられませんでした。さっそく「ことばの教室」に相談すると、「やばそうって、巡回の先生からも報告がありました」と、すでにチェック済だったというお話。

発音はもう問題なくなってきているが、ゲンキの心のケアやソーシャルスキルトレーニングをするために、引き続き「ことばの教室」に通うことになりました。

問題のある先生は、2年生を受け持つことが多いそうです。1年生は受け持てない、3年生以降になると子供が反発し始める。誰が受け持っても一番なんとかなるのが、2年生だそうです。

でもその時に「ことばの教室」で、「ゲンキ君は悪くない。先生が悪い。だからこの一年間を乗りきれるように、みんなで支えていきましょう」と言ってもらえたことで、私はとても安心しました。「何やってるの!先生の話聞かないといけないじゃない!」と叱るよりも、ゲンキの気持ちに寄り添ってあげようという考えになれました。

育てにくさのある子供たちは、指導者との相性がとても大切だと感じます。理解ある指導者に出会えることができれば、彼らは心地よく過ごすことができるし、エジソンにだってなれます。反対に理解のない指導者の下では、問題行動がより顕著になり、周囲とうまくやっていけず、うつ病や不登校など、二次障害が起こることもあります。

幼稚園でも、年少の先生は管理主義的で、ゲンキができないところばかり見られました。私もゲンキも委縮して、びくびくして過ごしていたように思います。反対に年長では、大らかでゲンキのいい部分を見てくれる先生が担任になり、別人かというほどのびのびと子供らしく過ごすことができました。

ゲンキは熱中すると全く回りが見えなくなることが多く、これから周囲との摩擦は増えてくるのではないかと思います。その反面、好きなことへの集中力はすばらしく、ここはぜひ伸ばしてあげたい才能です。

先生との相性は、もうどうしようもない。運も大きい。でも死活問題。だから家庭こそが、子供を守る最後の砦にならないといけない。その戦いは、今も続いています。

「さ行が言えない」ゲンキの発音訓練 ことばの教室


「ことばの教室」は、ゲンキの通っていた幼稚園のすぐ近くにあり、気軽に通うことができました。近所なので、幼稚園の頃からゲンキを見知ってくれている先生もおり、私も気負うことなく相談することができました。

初回の教育相談では1時間ほどかけて、これまでの成育歴から確認します。歩き始めや話し始め、性格や幼稚園や学校での様子など。こだわりが強いこと、今のところ友達とはうまくいっているが、話を聞けなかったり急に喋りだしたり、周りが見えていないことを話すと、うんうんとうなづかれます(;´д`)

「マイワールドの濃いお子さんなのは、よく知っています」

「あ、やっぱり?ですよね・・・」

「でも大丈夫。お母さん、エジソンを育てていると思って!」

この言葉は、今も私の支えです。

7歳ごろからささいなことで癇癪を起こすようになり、反抗も激しく、一度すねて部屋にこもるとなかなか出てきません。言うことも聞かないし、かといって自分一人ではまだまだ危なっかしい。それまでおっとり系だったのに、急に扱いづらくなってきたゲンキに手を焼いていたので、育てにくいと悩んでいた私の胸に、この一言はすっと染みました。工作や発明が大好きなゲンキ。そうか、この子はエジソンだったのか。

ゲンキとの関わり方が、やっとわかったような気がしました。

エジソンもアインシュタインも、偉人と呼ばれている人は大なり小なり、発達障害を持っていたと言われています。

普通の子育ては、通用しない。でも、それだけの可能性を秘めている。そんな子供を授かったことを、幸運だと思えるようになりたい。

そして始まった発音訓練は、おはしを口に挟んで空気を出す練習をしたり、ストローを吹きながら舌の位置を確認したりと、とても専門的なものでした。音読などで私がいくら直しても言えなかった「さしすせそ」や「ざじずぜぞ」が、みるみるうちにきれいになっていきます。口内模型で説明されたことも、理屈大好きなゲンキにはよかったよう。驚くほど素直に、先生の言うことを聞いて練習に励んでいます。

さ行がしゃ行になってしまうのは、発音するときに口の中で舌が滑ってしまうせいだそう。(旦那さんも、子供の頃全く同じ症状でさが言えなかったらしい)赤ちゃんっぽくなるのを、ゲンキ本人も気にしていたようです。まずは正しい舌の位置を確認しながら、何度も先生のマネをして練習を繰り返しました。

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自分でもはっきりとわかるほど上達するので、達成感もあったようです。発音練習は集中的にする必要があるとのことで、3か月ほど週に一度通うと、最後まで直らなかった「つ」(ちゅになる)も言えるようになりました。

構音障害は、専門的な訓練をすることでほとんどの子が直るそうです。個人差がありますが、半年から1年ほど集中的に訓練することで、普段の生活でも気にならなくなります。ただ一度身についた発音は、意識しないとなかなか直りません。「ことばの教室」を卒業するとまた戻ってしまうこともよくありますが、一度発音のコツがわかれば、行きつ戻りつしながらも、徐々に直っていくそうです。

ゲンキも初めは「ことばの教室」でだけでしたが、だんだん宿題の音読練習でも意識できるようになり、普段から意識できるようになり、今も時々「ギョウジャ食べたい」(餃子食べたい)とか言うこともありますが、その場ですぐに直すことを続けて、ほとんど気にならなくなっています。


ゲンキ~小学生 忘れ物が多いけど図工が大好き!


ゲンキ
も早いもので小学生。
実はゲンキの入学式の1週間前にユウキが生まれ、正直それどころじゃねぇよっていうバタバタぶりだったのですが、それはまた別の記事でご紹介します。

公立幼稚園の良さは、地域で子育てができるところです。幼稚園の送り迎えを通して、自然と家が近くのお友達ができ、家族ぐるみで付き合うことができました。そのおかげで、小学校に上がるときも非常にスムーズでした。私が出産したことを知っていた近所のママ友が、お兄ちゃんを派遣してくれて一緒に登校してくれたり、誰彼となく気にかけてくれたおかげで本当に助かりました。

担任の先生も大らかで優しい人で、ゲンキの気難しさも笑っていなしてくれ、大当たりの年。懇談会でも

①忘れ物、失くし物が多い。
②授業中や給食の時間など、ぼーとし始めると話が耳に入らない。
③噛み癖がひどい。
④発音が気になる。(さ行ざ行た行)

などの気になる部分もありましたが、

⑤図工や国語、好きな科目への集中力はすばらしい。
⑥とにかく、ものしり。
⑦発表で人に説明するのが上手。
⑧優しくて、みんなから好かれている。

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と、いい部分をたくさん褒めてもらえました。

「たぶん忘れ物関係は、高学年になっても続くと思いますから、最後のチェックをお母さんがやってあげてください。でも賢くて、本当にいい子ですよ~」

と言っていただけて、幼稚園でさんざん言われてきて懇談会恐怖症だった私は、涙がにじみそうにうれしかったです。

「世話女房をもらうしかないですね~」と笑ってくれる先生に一年生を受け持ってもらった幸運で、小学校入学という大きな環境の変化に、ゲンキがすんなりととけこむことができました。

④の発音は「せんせい」が「しぇんしぇい」になるなど、構音障害と呼ばれているもので、訓練によって治ります。ゲンキは書き言葉にも影響が出ている(聞く時点で濁っている)ので、一年生の後半から「ことばの教室」に通級することになりました。

発音の練習と「ことばの教室」について、次に詳しく書いていきますね。発音が気になる子供は、けっこういるもの。専門的な訓練で、わりとすぐに治ります。ただ家庭ではどうしても難しいので、やはり「ことばの教室」などの専門機関を利用することをおすすめします。

profile

筆者:nontan
男の子3人を育てています。
長男ゲンキ(2009年生)
こだわりの強いグレーゾーンBOY
+アトピー&卵アレルギー

次男ミッキー(2012年生)
ASD+ADHDのハイブリッドBOY
+ぜんそく&卵エビカニアレルギー

三男ユウキ(2015年生)
今のところ普通に見えるけれど…アレルギーなし

出産前は書店勤務&JPIC読書アドバイザーとして活動していました。子育てが一段落したら、読み聞かせ活動を再開したいです!
はじめての方は、こちらの記事をまずお読みください。

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